アニョハセヨ、「勝手に韓国広報課」の彩代理、成川彩です。
「勝手に韓国広報課」はコロナでオフラインのイベントができなくなって、昨夏からはオンラインのイベントを不定期に開いてきました。いつもご参加いただき、ありがとうございます!
オンラインイベントは今後も開く予定ですが、こちらのブログも再開したいと思います。というのも、昨年7月にいったん日本に帰国していたんですが、今年3月に再び韓国入りしまして、コロナには注意しながら、仁川、釜山、大邱、全州、江原道など、地方取材をこつこつ重ねています。
まだ日本からの旅行は当面難しいと思いますが、行き来ができるようになったら、参考にしてもらえるとうれしいです。
寿城(スソン)区でのウェルネス体験
まずは、4月中旬に訪ねた大邱から。大邱のメインの目的は寿城(スソン)区でのウェルネス体験で
した。
KTXの東大邱(トンテグ)駅で降りて、寿城区の「黄金皮膚科(황금피부과)」へ。なんで黄金かと思ったら、地下鉄黄金駅のすぐ近くでした。
簡単な問診票に記入して、院長と個別相談。実は見学だけと思っていたので、何も考えていなかったんですが、せっかく院長が相談に乗ってくれるというので、正直に「お酒を飲むと口の周りに赤みが出てくる」という悩みを言ったら、「飲まないとダメなの?」と笑われました。今回特別に相談に乗ってくれたわけでなく、普段から、まずは専門医の相談を受けることになっているそうです。

若くて優しそうな男性の院長。肌がとってもきれいなのにも思わず見入ってしまいました。飲むと口の周りに赤みが出るのは、最近ひどくなったと感じていたら、院長いわく「マスクのせい」なのだそう。韓国のマスクはKFマスクと言って密閉度の高い、コロナウイルスを通しにくいマスクですが、一方で通気性はよくないので肌には負担になるようです。
肌のためにはデンタルマスクの方がいいと、教えてもらいました。人の多い、感染リスクの高いところへ行く時はKFマスク、リスクが低そうな時はデンタルマスクにするのが良さそうです。夏を前に、いいアドバイスをもらいました。
マスクで密閉されて肌の表皮が弱くなっているということで、この日は肌の表皮を強くする超音波のケアをしてもらいました。マッサージを受けているように気持ちのいいケアでした。手の動きがなめらかすぎて、途中からうとうと眠りに落ちていました。
「1回ですぐに効果が出るわけではない」とは言われましたが、確実に肌に張りが出た感じはしました。本当は定期的に通ってケアしてもらうのが理想だそうです。
韓国の人はとにかく肌のケアにお金と時間をかける人が多く、皮膚科に通うのはごく普通のことです。この日案内してくれた寿城区の趙順善(チョ・スンソン)さん(=スンちゃん)によると、最近は小学生でもホクロをとったり、ニキビのケアなどで皮膚科に通うそう。
スンちゃんいわく「私も幼い頃から日焼けに気を付けるようにとか、親から肌を大切にするようによく言われました」。日焼けし放題、真っ黒になって高知の海や川で遊ぶ野生児だった私とは大違い。
寿城区は特に医療観光に力を入れているので、皮膚科などで医療サービスを受ける場合にも日本語通訳を付けてもらうことができます。事前に寿城区医療観光ワンストップコールセンター(+82-53-666-5200、medicalsuseong@korea.kr)で相談してみてくださいね。
コロナがおさまったら、マスクで弱くなった肌を元気にするためにも、黄金皮膚科でケアを受けてみてはいかが?
【黄金皮膚科】
大邱市寿城区東大邱路111 黄金ビル3階